ゼロ秒思考は果たしてできるのか?

中田敦彦さんのYoutube大学で『ゼロ秒思考』が紹介されていたので、図書館で借りてきた。動画でみて、これは使える!と直感的に断言できたので、すでにA4コピー用紙とクリアファイルは購入済み。

あら、初版は2013年、10年以上前に出版されていたんだ。10年前は子育てと仕事に忙殺されてたからなあ。ベストセラー本を手に取る余裕などなかった。

ゼロ秒思考、といわれると、瞬時に決断できる判断力を身につける技を伝授してくれる本かと思うじゃない。でも違う。この本の趣旨は、『メモ書き』。メモ??

メモなの??

えーーー

それだけ?

ちょっと驚きの内容。著者の赤羽雄二さんは、マッキンゼーで14年勤務。凄腕の頭キレッキレのコンサルタント。すごい技が出てくるかと思った。思考の組み立て方、とかそういうの。そんなすごい人のいうゼロ秒思考が、A4コピー用紙にメモ書き、だそうで。驚きだ。誰にでもできる、とおっしゃている。本来、人間はみな頭がよいはずだ、とも言ってくれている。そんな雲の上にいらっしゃる方が、優しい言葉をかけてくださっている。不思議と自分もできる気がしてくる。

やり方はシンプル。A4用紙を横向きに、左上に頭に浮かんだことをタイトルとして1行書き、右上に日付、その下に6行くらい箇条書きで頭に思いついたことを書きつけていく、というルール。しかも、1枚につき1分。1日につき10枚。トータル10分。

赤羽さんはいう。このやり方は、長年にわたり編み出した秘法だから、絶対にやり方は変えずに、実践するように。3週間で頭の回転が速くなっていることを実感できるそうだ。

よし、3週間ね。やってみましょう。

しかし、実際にスマホのタイマーで測りながら書くと、タイトルを書き、日付いれて、2行くらい書いたところで、タイムアウト。1分ではとてもでないけど書き終わらない。結局、10枚書くのに30分かかった。これを毎日続けるって相当です。そもそも、これを毎日継続できる人は、頭のなかでごにょごにょ、グルグルしてない人たちではないだろうか。

でもね、なんとなくボヤっともやもやしていること、不快に感じたこと、やらなきゃならないあれやこれ、を書きだす作業は、「思考の見える化」をやっているということだな、ジャーナリングと同じ作業だなと初日、思いました。ジャーナリングより、短時間で箇条書き、というスピード勝負が鍵なようだ。

3週間続けて、効果のほどを観察したい。

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