Mesopotamia メソポタミア ②

東地中海の三民族

フェニキア人    アラム人     ヘブライ人

この3種族の何がすごいって、現代社会に色濃く影響を残しているところがすごい。フェニキアとアラムの間には、レバノン山脈という山脈がある。杉山らしい。水がしみこまないよい木材になるため造船に適していた。フェニキア人は杉の木で船を造り、地中海へと漕ぎ出していった。レバノンの国旗には、杉の木。花粉症の人は耐えられない国旗だね。レバノン山脈の反対側は、商売上手、話し上手な民族、アラム人。動き回って交易をしていた。

フェニキア人は文字をもっていた。地中海を渡り、ギリシャへ伝わった。これがアルファベット。

アラム人も文字を持っていた。これがユダヤへ伝わり、ヘブライ文字の元になり、そしてそれがアラブに伝わり、アラビア文字の元になった。あれ?アラビアとユダヤの文字ってもとは同じなのか。太古の昔からお隣さん同士で、似た文字を持っているのね。

旧約聖書にでてくるノアの箱舟。この一家の子孫がカナーン人といわれている。その流れをくむのがヘブライ人。カナンはユダヤの約束の地。

何らかの理由でエジプトへ移住。おそらく飢饉とかがあって移住せざるを得なかった。400年間。奴隷の扱いを受けていた。モーゼのもとで帰還。神から授かった啓示、十戒(でかい石でできている)を掲げてこの山を登ったらしい。木が一本も生えてない。乾いてるわ。400年も離れていたから、カナンには、ペリシテ人と呼ばれる人たちがすでに住んでいた。

ペリシテ人とヘブライ人の戦い。ペリシテ人を倒して、ダヴィデ王がイェルサレムを都にしてヘブライ王国(イスラエル王国)を建国。これが戦いの図。ダヴィデが石を布にいれてブンブン振り回して投げてゴリアテの眉間にヒットして見事に勝利した。なんのこっちゃ。イタリアのおしゃれ都市フィレンツェの科学アカデミーにミケランジェロが大理石を彫って造ったダヴィデ像がある。かの有名な。美化されすぎているが、美しいので一見の価値あり。ダヴィデ像をみて、ミケランジェロは本物の天才だと思った。

ゴリアテとダヴィデの戦い、ダヴィデが勝ち、ヘブライ王国の第2代の王様になり、その息子が3代目のソロモン。ソロモンの死後、ヘブライ王国は分裂。北はイスラエル王国、南はユダ王国。イスラエル王国は、すぐに滅亡。ユダ王国は強かったが、その北に位置する新バビロニア王国にボコボコにやられ、人口の7割は殺され、3割は新バビロニアに強制連行された。1500km歩かされ移住させられ強制労働を強いられた。バビロン捕囚である。40年間。ペルシャにより新バビロニアが滅ぼされ、ユダ人らは助かった。ペルシャの王により、元に戻り自らの神を信じなさいと言われカナンに戻った。そして、ユダヤ教が誕生した。

ユダヤ教は苦しみから生まれた。選民思想。

自分たちは違う。自分たちだけは違う、という思想。立ち位置。

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